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【株式会社リンクシップ 楊 徳亮】幾度の挫折を乗り越える力となった『人とのご縁』。人事が強い会社を創り、人と組織の未来を紡ぐ。

2026/09/09

Profile

楊 徳亮

株式会社リンクシップ 代表取締役

就職氷河期に社会人としてのキャリアをスタート。自動車販売会社を経て人材業界へ転身し、営業、マネジメント、拠点責任者や執行役員を歴任。約20年にわたり人材・採用業界で経験を積み、「企業の成長を最後に左右するのは人である」という信念のもと、独立し株式会社リンクシップを創業。
就職氷河期、リーマンショック、コロナ禍……。時代の荒波に揉まれ、時には「自分の人生はついていない」と感じたこともあったという楊氏。しかし、そのたびに彼を救い、前へ進む原動力となったのは、常に「人とのご縁」だった。採用をゴールとせず、人と組織の可能性を引き出す「人事」の本質を追求し続ける楊氏に、数々の挫折から学んだ教訓と、迷える若者たちへの熱いメッセージを伺った。

幾多の挫折と、時代の荒波を越えて

──逆境経験について教えてください。

振り返ってみると、私の人生は挫折の連続だったように思います。最初の大きな挫折は中学受験の失敗です。幼少期からスパルタ教育を受け、複数の塾や習い事を掛け持ちしていましたが、思うような結果が出ず、次第に反抗期へと入っていきました。

続く高校受験でも、第一志望の公立・私立ともに不合格となりました。1.5次募集でなんとか進学できたものの、当時は「もう中卒で働くしかないのではないか」と考えたほどです。

大学進学後に待っていたのが、就職氷河期でした。100社以上にエントリーしても1社も受からず、「大学まで出たのに就職先がないのか」と絶望を味わいました。ようやく内定をいただき、自動車販売会社に入社しましたが、そこでは厳しい環境の中で、飛び込み営業にも取り組み、営業の基礎を徹底的に学びました。

その後、無形商材の世界に挑戦したいという思いから人材業界へ転身し、経験を積みました。しかし、そこで直面したのがリーマンショックです。人材業界は景気の影響を非常に受けやすく、企業が一斉に採用を止め、求人ニーズも予算も大きく縮小しました。

当時、私は事業責任者という立場で、共に働く仲間の雇用にも関わる、組織としての厳しい判断に向き合う経験をしました。「人材の会社にいるのに、なぜ仲間と別れる決断をしなければならないのか」。この時の辛い経験は、今でも深く心に残っています。

さらに約10年後には、コロナ禍が訪れました。企業活動そのものが止まり、働き方や人とのコミュニケーションのあり方まで大きく変わっていく中で、自分自身の介在価値についても深く考えるようになりました。そして、自分が本当にやりたい「採用だけで終わらない人事支援」を実現するため、安定した環境を離れ、独立という道を選んだのです。

すべてを乗り越える力となった「人とのご縁」

──逆境から得た教訓や学びについてお聞かせください。

数々の逆境を経験する中で学んだのは、「環境は選べなくても、その環境でどう行動するかは自分で選べる」ということです。

景気や社会情勢など、自分ではコントロールできないことはたくさんあります。だからこそ、環境のせいにするのではなく、その時代に必要とされるものは何なのかを考え、自分自身が変化していくことが大切だと思っています。

また、昨日までうまくいっていた方法が、明日も通用するとは限りません。過去の成功体験に固執せず、うまくいっている時こそ次の変化に備え、厳しい時こそ新しいことに挑戦する。その姿勢は、経営者になった今でも大切にしています。

そして何より、私を何度も救ってくれたのは「人」の存在でした。辛い時に相談に乗ってくれる仲間や後輩がいたこと、挑戦を応援してくれる人がいたこと、そして仕事や人を紹介してくださる方々との出会いがあったからこそ、私はここまで歩んでくることができました。

会社名である「リンクシップ」にも、そんな想いを込めています。「リンク」は、人と人、企業と人をご縁で繋ぐこと。「シップ」には、スポーツマンシップなどと同じように、使命や責任感、役割という意味を込めています。

自分一人でできることには限界があります。だからこそ、目の前の人とのご縁を大切にし、「この人と関わることで、お互いやその周りの人たちが幸せになれるか」という視点を大切にしてきました。

人と人をつなぎ、そのご縁の先に新しい可能性が生まれていく。振り返れば、それこそが私がずっと大切にしてきたことであり、この仕事を心から好きだと思える理由なのかもしれません。

「人事=経営」を体現し、全国の中小企業を強くする

──会社の強みや魅力について、教えてください。

リンクシップの事業を一言で表現すると、「中小企業の外部人事部」です。

約20年にわたり人材・採用業界の現場で培ってきた経験を活かし、現在は、採用支援や教育、人事評価、組織づくりなど、人に関わる幅広い課題を支援しています。単に「人を採用する」ことをゴールにするのではなく、採用戦略の立案から入社後の教育、定着、評価制度までを一つの流れとして支援できることが、私たちの大きな強みです。

多くの中小企業では、専任の人事担当者がおらず、社長や幹部が本業と兼任しているケースも少なくありません。その結果、人事が感覚に頼っていたり、採用だけに力を入れて入社後の育成や定着まで手が回らなかったりすることがあります。

しかし、私は「人事は経営そのもの」だと考えています。

会社が目指す未来に向けて必要な人を採用し、育て、定着させ、組織の力に変えていく。採用はゴールではなくスタートであり、人はコストではなく、会社の未来をつくる可能性です。

だからこそ、「人事が強い会社は、未来も強い。」という考えを大切にしています。人材への投資が会社の成長に繋がり、人が育つことで組織が強くなり、さらに良い人材が集まってくる。そんな好循環を生み出すことが、私たちの使命です。

今後の目標は、全国47都道府県すべてに顧問先を作ることです。日本には、知名度がなくても素晴らしい技術やサービスを持った中小企業が数多くあります。人の問題によって、そんな素晴らしい会社が成長できなかったり、なくなってしまったりするのは非常にもったいないことです。

だからこそ、長年人材業界で培ってきた経験と、これまで築いてきた専門家とのネットワークも活かしながら、全国の中小企業に強い「人事の仕組み」を届けていきたいと考えています。

固定観念を捨て、自分の信じた道で「いい失敗」を

──若者へのメッセージをお願いします。

若い方に一番伝えたいのは、「最初から人生の正解を決めなくてもいい」ということです。

給与や休日、福利厚生はもちろん大切です。

ただ、それだけが会社選びの正解ではないと思っています。「どんな人と働きたいか」「どんな仕事に挑戦したいか」「自分はどう成長したいか」という視点も持って、自分自身の目で会社を見てほしいと思います。誰かが作った基準に自分を当てはめるのではなく、まずは自分の目で見て、耳で聞き、「ここで挑戦したい」と思える場所を探してみてください。

そして、失敗を恐れずに行動してほしいと思います。たとえ失敗しても、それが自分を成長させる「いい失敗」であれば、必ず次につながります。

私自身も、受験や就職で何度も挫折し、遠回りを重ねてきました。しかし、後から振り返れば、一つひとつの経験という「点」が、今の自分へと繋がる一本の線になっていました。

周りより遅くても問題ありません。目の前のことに一生懸命取り組み、新しいことに挑戦し続けてください。人生の正解は、最初から用意されているものではありません。人とのご縁を大切にしながら、自分で選び、行動し、挑戦を重ねることで、自分なりの正解を創っていくものだと思っています。

株式会社リンクシップ

設立 2023年2月1日
資本金 非公開
売上高 非公開
従業員数 非公開
事業内容 外部人事部支援/採用支援/人材育成・定着支援/人事評価・組織づくり支援
URL https://link-ship.net/ https://www.facebook.com/noriaki.you?locale=ja_JP https://www.instagram.com/yoking_007/?hl=ja
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