5年間走り続けた前職を退任。独立後に直面した、新たな環境への挑戦
──逆境経験について教えてください。
私は前職の企業でNo.2として5年間、事業拡大に尽力してきました。さまざまな経験を積み、事業を成長させる中で、自分自身のスキルや考え方も大きく磨かれたと思います。
一方で、5年間走り続けたからこそ、「この先、自分はどう生きていきたいのか」を改めて考えるタイミングが訪れました。そして2025年に独立し、新たな道へ進むことを決意しました。
それまで所属していた環境を離れ、一から自分で事業をつくっていく。もちろん、これまで築いてきたものを手放すことへの不安もありましたし、独立後は自分ですべての責任を背負わなければなりません。
それでも、「自分の人生を次のステージへ進めるためには、この選択が必要だ」と考え、独立を決断しました。そこからAI事業を立ち上げ、これまでとはまったく違う環境で、新たな挑戦が始まりました。

立ち止まって気づいた「余白」と、人生を豊かにする本質
──逆境から得た教訓や学びについてお聞かせください。
前職を退任し、独立という新たなステージに進んだことで、私の価値観は大きく変わりました。それまでは24時間365日、ひたすら仕事に没頭し、自分のレベルを上げ続けることこそが人生だと思っていたのです。
もちろん、努力して成長することは今でも大切だと思っています。ただ、独立して環境が大きく変わり、自分自身と向き合う時間が増えたことで、「仕事だけが人生ではない」と少しずつ考えられるようになりました。
そこから少し立ち止まり、人生に「余白」を持ってみると、今まで見えていなかった景色が広がり始めました。身近な人と何気ない会話を楽しむ時間や、新しく生まれた子どもと触れ合う時間が、いかに尊いものかに気づかされたのです。
仕事はあくまで人生を豊かにするためのひとつのパラメータに過ぎません。自分を支えてくれる人や、身近な人との時間を大切にすることも、人生を豊かにするうえで欠かせない。そう気づいた今の私は、「愛と感謝」を持って生きることを何よりの軸にしています。
AIの知識よりも重要な「現場の業務解像度」で企業を導く
──会社の強みや魅力について、教えてください。
現在展開している「AI顧問」の事業には、大きく2つの柱があります。1つは、AIを活用したDXのBPO支援です。お客様の業務を棚卸しし、私たちが「ドラえもん」のようにあらゆる業務の自動化を巻き取ります。そしてもう1つが、AI活用の教育・内製化支援です。いつまでも「ドラえもん」に頼りきりの「のび太くん」のままではなく、自走できる「出来杉くん」へと成長していただけるよう、実践的なAIのノウハウをレクチャーしています。
私たちの最大の強みは、「現場の業務解像度の高さ」にあります。AI事業者の多くはAIツールの知識には長けていても、営業やマーケティングなど実際のビジネス現場における泥臭い課題を経験していません。私たちは現場で様々な業種の経営課題と向き合ってきたからこそ、「お客様が本当に求めているのはAIというドリルではなく、業務改善という穴である」と本質を突いた提案ができます。これが、多くの経営者様にバイネームで信頼し、お任せいただける理由だと自負しています。

やりたいことのために、やるべきことを圧倒的な量でこなせ
──若者へのメッセージをお願いします。
若いうちは、周囲から「バケモノか」と思われるほどのハードワークをするべきだと思っています。資本主義の社会において、自分のやりたいことを10個叶えようと思ったら、その裏でやりたくないことを100個こなさなければならないのが現実です。「やりたいかどうか」ではなく、「やるべきかどうか」を基準にして動いてみてください。
量を追い求めた先にしか、本当の意味での質は生まれません。自分の好きなように生き、理想の未来を手に入れるためには、まずは目の前の「やるべきこと」から逃げず、圧倒的な行動量で限界を突破してください。その死に物狂いの努力の積み重ねが、やがてあなた自身のレベルを飛躍的に引き上げ、間違いなく次のステージの扉を開いてくれるはずです。

