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【株式会社DIL 宮﨑 達也】「自己肯定感」に逃げるな。46歳で安定を捨て、Xで見つけた人生を逆転させる「自己効力感」という武器。

2026/06/01

Profile

宮﨑 達也

株式会社DIL 代表

千葉県香取市出身。専門学校卒業後、NEC関連会社を経て、大手アパレル企業に転職。24年間にわたり勤務し、事業責任者まで務める。40代で経験した会社員としての葛藤と、SNSでの出会いをきっかけに、個の時代の到来を確信。46歳で上場企業の役職をすべて手放し、株式会社DILを設立。X(旧Twitter)を軸に、志ある経営者のPR支援やコミュニティ運営を手掛ける。
大手アパレル企業で24年間。事業責任者という誰もが羨む安定したキャリアを築きながら、46歳でそのすべてを捨て、新たな挑戦の道を選んだ宮﨑氏。彼を駆り立てたのは、大企業の中でぶつかった壁と、SNSの世界で出会った若き挑戦者たちの熱量だった。平凡な会社員人生で終わるはずだった男が、いかにして自らの手で未来を切り拓いたのか。その軌跡には、現代を生きる若者への力強いメッセージが隠されていた。

結果を出して見えた、組織の評価軸と自分の価値観

──逆境経験について教えてください。

私にとっての逆境は、40代前半、会社員としてキャリアの壁にぶつかっていた時期ですね。当時、私は自分の信念に基づき、よりスピーディーな判断や行動を上司に進言していましたが、組織としての意思決定とのバランスもあり、なかなか受け入れられない場面が続きました。そしてある時、課長から店長への異動を経験することになります。

配属先は、10年以上売上目標を達成できていない店舗でした。しかし、現場のスタッフたちは非常に前向きで、「このチームなら必ず立て直せる」と感じたんです。そこから半年間、現場と向き合い続け、結果として10年ぶりに目標を達成することができました。

その後は本社からの評価も高まり、より大きな店舗や役割を任せていただき、店長から部長へとステップアップしていきました。

この一連の経験を通じて強く感じたのは、「組織には組織の評価軸がある」ということです。自分自身は一貫した考えで行動していても、置かれる環境やタイミングによって評価のされ方は変わる。その事実を理解したことで、視野が大きく広がりました。

また、地方で日々努力しているスタッフの姿を間近で見たことで、「価値ある取り組みを、より多くの人に届けることの大切さ」にも気づかされました。こうした経験が、自分のキャリアや働き方を見つめ直す大きなきっかけになったと感じています。

40代のミッドライフクライシス。人生を再起動させたSNSでの出会い

──逆境から得た教訓や学びについてお聞かせください。

40代に差し掛かり、自分の将来について改めて考えるようになった時期がありました。ふと周囲を見渡すと、長年組織を支えてきた上司の方々の姿が目に入り、「このままキャリアを重ねた先に、自分はどんな姿になっているのだろう」と考えるようになったんです。そうした中で、漠然とした迷いや模索、いわゆるミッドライフクライシスのような状態を感じていました。

そんな折にコロナ禍が訪れ、それまで当たり前だと思っていた「安定」という前提が、大きく揺らぐ現実を目の当たりにしました。この経験を通じて、「これからは組織に依存するだけでなく、自分自身の力で価値を発揮していくことが重要になる」と強く意識するようになり、個人でX(旧Twitter)を始めたことが一つの転機になりました。

SNSの世界には、自分より若い世代でありながら、複数の事業を手がけたり、自分の力で道を切り拓いている方々が多くいました。彼らは会社の看板に頼るのではなく、自らの信念で行動しており、その姿に大きな刺激を受けました。

特に、現在のビジネスパートナーである16歳年下の起業家との出会いは、自分にとって大きな意味を持つものでした。どんな状況でも自ら道を切り拓いていく姿勢に強く惹かれ、「一緒にやろう」と声をかけてもらった時には、自分の可能性に挑戦してみたいという気持ちが自然と湧いてきました。

これまで築いてきたキャリアも大切にしながら、それでもなお「新しい環境で自分の力を試したい」という想いを選び、24年間勤めた会社を離れる決断をしました。

 

「勤勉が道筋を照らす」。Xを武器に、埋もれた才能に光を当てる

──会社の強みや魅力について、教えてください。

私たちの会社「DIL」という名前は、「Diligence Illuminate the Lane(勤勉が道筋を照らす)」という言葉の頭文字から取っています。前職で感じた、コツコツ真面目に頑張っている人が正当に評価されない理不尽さをなくしたい。そんな想いを社名に込めました。

事業の柱は、Xの顧問サービスや経営者コミュニティの運営、商業出版の支援など、「言葉や文章で経営者をPRする」ことです。私たちの最大の強みは、私やパートナーをはじめ、メンバー全員がXで影響力を持つ「発信者」であること。メンバーの総フォロワー数は37万人を超えます。

さらに、私自身はリアルな交流会を全国で主催する「地上戦」を得意とし、パートナーは11万人のフォロワーを持つ「空中戦」のプロ。このオンラインとオフラインの両輪を高いレベルで実現できるのが、他社にはない独自の価値だと自負しています。この力を使い、特に地方で埋もれている素晴らしい志やサービスを持つ方々に光を当て、彼らが正当に評価される世の中を作っていくのが私たちの使命です。

ありのままより一歩前へ。「自己効力感」が未来を変える

──若者へのメッセージをお願いします。

若い人たちに伝えたいのは、「『自己肯定感』という言葉に逃げないでほしい」ということです。最近、「ありのままの自分を認めよう」という風潮がありますが、それは時に、行動しない自分を正当化する言い訳にもなり得ます。私は、マイナスの自分を認めるだけの自己肯定感よりも、「やればできる」という自信を積み重ねていく「自己効力感」の方が何倍も重要だと考えています。

どんなに小さな一歩でもいい。昨日より今日、少しでも前に進む。その行動の積み重ねが、揺るぎない自信に繋がります。私たちは「背伸びをスタンダードにする」という理念を掲げていますが、常に少しだけ挑戦的な目標を掲げ、クリアしていくことで、見える景色は必ず変わります。

今は、SNS一つで誰とでも繋がれる時代です。自分の殻や、周りが作った常識の中に閉じこもらないでください。外の世界には、あなたの想像を超える刺激的な出会いが待っています。ぜひ、ヒリヒリするような挑戦の場に身を置き、サバイバル能力を磨いてください。その経験こそが、あなたの人生を豊かにする最強の武器になるはずです。

株式会社DIL

設立 2023年7月14日
資本金 非公開
売上高 非公開
従業員数 非公開
事業内容 ソーシャルメディア・マーケティング事業 ブランディング・マーケティング事業・新規事業開発
URL https://www.di-lane.com/ https://x.com/miya_dilx https://note.com/onebookof_mag
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