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【スタッフインタビュー】「高校の友人が“がん”で亡くなって」――進路を変えた、忘れられない出来事

2026/02/03

Profile

内田 純氏

株式会社都分析 アスベストサーベイヤー

高校時代、親友をがんで亡くした出来事をきっかけに「人を支える仕事」を志した内田純氏。福祉、営業、飲食、介護事業の立ち上げ、設備メンテナンスなど多彩な現場を経験しながら、自身の適性と向き合い続けてきた。やがて辿り着いたのは、社会の安全を守るアスベスト分析の仕事。未経験からの挑戦、顕微鏡と向き合う地道な努力、そして家族との時間を大切にできる働き方。積極性を武器に成長を続ける等身大のキャリアストーリーを語っていただきました。

「休みなしで1日中現場に…」――立ち上げで“ゴリゴリ営業”を叩き込まれた4年間

――まずは内田さんのご経歴を、学生時代からざっくり教えてください。
もともとは小中の頃は野球が大好きな“野球少年”でした。高校では野球はもうしてなかったんですけど、遊び歩いたりもしてて(笑)。ただ、高校のときに大きい出来事があって。同じ高校の友人が、高2の頭くらいにがんが発覚して、冬くらいに亡くなっちゃったんです。若いから進行も早くて、「こんな早いの?」っていう感じで…。

――その経験が、福祉の道に進むきっかけになったんですね。
はい。ちょうど進路を決める時期だったのでインパクトは大きかったです。医療と福祉で迷ってたんですけど、医療に行けるほど勉強が得意でもなくて。だから福祉の専門学校を選んだんです。直接介護をするというより、「支える側」として関われる仕事がいいなと思って。学科は「医療福祉管理学科」でした。専門に通いながら提携大学の通信も受けて、大学卒業の資格も取りました。

――そこから最初の就職は?
新卒では介護用品のレンタル販売とか、住宅改修、医療機器の販売の営業です。ルート営業に近くて、利用状況を踏まえて報告を実施しながら関係性を作っていきコアなお客様になっていただく。そこで4年くらい勤務しました。

――その後、一度飲食業界にも行かれたんですよね。
そうなんです。20代で、経験できないことをやってみたくて。1年ほど飲食店でホールと厨房をやりました。サッカーバーみたいなお店で働いてました。野球やってたのにサッカーの世界に(笑)。

――そして次が介護事業の立ち上げ。ここがまた濃いですね。
結婚を機に「本格的に営業をやりたい」と思って、介護事業の立ち上げに入りました。代表が不動産の仲介売買をずっとやってる“ゴリゴリ営業”の社長で、もうイケイケで。結構しごかれましたけど、勉強させてもらいましたね。

――そこから上場企業の福祉系へ。
はい。介護用品や住宅改修など、1社目に近い内容の会社に入って、最初はレンタル販売や住宅改修をやっていました。その後、技能実習生の受け入れを始める話が出て、人事部以外にも担当者を作りたいとなって、僕が現地面接のサポートや受け入れ対応を担当することになりました。最初に関わった子たちが卒業していくまで、約3年くらい勤務しました。

「天井裏が“すごいこと”になってて…」――アスベストに辿り着いた“ちょっとした疑問

――その後、厨房機器や空調設備の修理メンテナンスの業界に。なぜ畑違いへ?
もともと介護用品の仕事って、ただ売るだけじゃなくて、家や施設に行ってメンテナンスをしたり、車椅子の幅を調整したり、ベッドをバラして運んで組み立てたりするんですよ。そういう“器具いじり”が好きで、面白いなって。ところが技能実習生のサポート中心になって、機械に触ることが一切なくなった。だから「電気系も覚えられる業界に行こう」と思って転職しました。

――具体的にはどんな会社だったんですか?
中古機器メーカーとか空調設備メーカーが、お客様から修理依頼を受けたときに、自社だけで対応できない分を協力会社に出すんですけど、その下請けさんの進捗管理や技術管理を一括でやる“幹事会社”みたいな立ち位置の会社です。自社でやる部分と協力会社さんでやる部分をまとめ上げる感じですね。

――そこから都分析(サン・テクノス)への流れが面白い。
きっかけは本当に「ちょっとした疑問」でした。飲食店さんから相談を受けて現場を見ると、空調設備で天井裏を開けたときに、もう“すごいこと”になってたりするんですよ。いろんな空気が舞ってたりして、「これって大丈夫なんかな?」って。そこからアスベストを調べ始めて、大阪エリアで検索していくうちに、福田さん(都分析 代表)の情報が結構出てきたんです。そこから会社を知りました。

――入社の決め手は?
業界の先駆けみたいなイメージもありましたし、調べたら「家から自転車10分」だったんですよ。未経験でも応募条件が「有資格者必須」じゃなかったので、「じゃあ受けてみよう」と。Indeedから書類出して面接に行ったら、一次で役員3名がずらっと並んでてびっくりしました(笑)。思わず「インターネットで見てた人ですね」って反応しちゃいました。

「顕微鏡、肩こる…」――未経験1年目が感じた仕事のリアルと、求められる“適性”

――入社してみて、ギャップはありましたか?
ギャップっていうほどじゃないですけど…顕微鏡作業、めちゃくちゃ肩こるし首痛くなります(笑)。ただ、業務としては中も外も楽しいです。入社前に聞いていたのは「アスベスト分析で顕微鏡を見て作業する」「建材採取で外にも出る」っていう話。実際、今は分析の前段階の“前処理”が中心です。建材がどういう層構造になっているか顕微鏡で見て、層ごとに分離していく作業が一番多いですね。

――営業(新規)にはまだ出ていない?
そうですね。まだ1年目で知識も追いついてないので、お客様にしっかりご説明できるまでは。ただ個人目標としては、今年は外に出る動きを作りたい。お客様と話すのは好きなので、まず同行して、どういう話で進めているかを見てから、という感じです。

――一番苦労していることは?
建材の種類や工事の仕方によって層構造が全然違うんです。見て覚えての繰り返しなんですけど、なかなか難しい。あと関係法令を覚えるのも大変ですね。法律が変わった影響も大きいので。勉強方法としては、今は便利で、ジュンク堂や紀伊國屋に「建設初心者向け」みたいなイラスト・写真付きの本がたくさんあるので、それを見て勉強しています。

――この仕事に向いている人、向いていない人は?
分析って、検体Aと検体Bが混ざったら全く別の結果になってしまう。だから周りを見て神経を張り巡らせられる人は適性があると思います。逆に大雑把な人は合わないかもしれない。お客様に迷惑がかかるし、命に関わることなので。

「家族との時間が、ものすごい増えた」――“積極性”で成長しながら、仕事も人生も整える

――内田さんが仕事で大切にしている価値観は?
ずっと言われてきたのは「積極性」です。受け身だと誰も与えてくれない。いろんな経験をするには自分から進んでいかないと、って。だから常に「積極的に」を意識しています。それは都分析(サン・テクノス)の環境とも合ってると思います。上の方もいろいろ任せる文化があるので、任されるためには「自分ができる」って出していかないといけない。出していったらチャレンジさせてもらえる会社だと思います。

――チームの中での立ち位置は?
正直、キャラとか考えたことなかったです(笑)。でも総務の方から「もう1年以上いるみたい」って言われたりします。多分ガツガツコミュニケーション取りに行って、吸収しているからだと思います。聞かないで怒られるより、聞いて怒られた方がいい。大事なことは聞く、っていうスタイルですね。

――他社と比べた魅力はどこにありますか?
入社してから家族と過ごす時間がものすごく増えました。前職は夜間作業もあって、「勤務時間があってない」みたいな働き方だったので…。今は残業も短くて、土日祝もお休み。ワークライフバランスが整うのは大きいです。

――ご家庭もありますし、これは大きいですね。
子どもが9歳、6歳で、子どもができてから残業時間は気にするようになっていましたけど、前職は「残業十時間以内」って書いてあっても、実際は…っていう感じで。奥さんにも「基本いない」って言われていました(笑)。2人目の出産の時は、ベトナムにいて立ち会えなかったんですよ。こういうの、あとでずっと言われますね…。

――最後に、これから入社を考える方へメッセージを。
チャレンジできる会社だと思います。未経験でも学べる環境があるし、成長したい人に向いています。気になったらぜひ応募してほしいです。あと、これから家族が増えるとか、家族との時間を作りたいと思っている方にも、一度話を聞きに来てほしいですね。僕自身、ここで働き方が変わりましたし、まずは知識をしっかりつけて、将来的には“オールラウンダー”として高水準で回せる状態を目指したいです。

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