綺麗事じゃ通用しない。幻想を破壊した正確な真実。
──逆境経験について教えてください。
振り返って「危ない出来事だった」と思うのは、友人と展開していた飲食店がコロナ禍に襲われたときのことです。スタッフと店前の人通りがなくなり、残るはテナントの40万円弱の固定費という状況に陥りました。ただ、私と経営していたパートナーは当時22歳、必死に売上を上げる方法を考えました。。むしろ、そうした逆境があったからこそ「日々の課題に対応して解決する」経験を積み重ねることにつながり、鍛えられていったのです。
そして、詳細は後述しますが、既存ビジネスのノウハウを活かしつつSNSマーケティングなどに業態転換を続け、現在の「経営者の課題に寄り添い、最高のパートナーとなり続ける」というビジョンへと到達しました。最初は、手探りで営業をしていたのですが「自分で考える」「解決した先輩に相談する」「他社などの成功事例を参考にする」という3つの解決法に行き着きました。これは24歳ごろからお世話になっている、経営顧問がビジネスの基本姿勢を叩き込んでくれたおかげです。「商売人である以上は、未来を語る前に目の前の利益をしっかり出すのが大前提だ」など、厳しい言葉をいただきました。
それまでは、綺麗事を並べたビジョンを語れば、それに人や顧客がついてくる「幻想」を抱いていました。それを完全にぶち壊してもらったのはとても良かったです。経営者の基本姿勢を教えていただいたと感謝しています。あとは、組織での苦労もありました。原因は、自分の利益だけを考えていたことです。そこを見つめ直し、少しずつですが組織構築の解像度は上がってきました。
さらに、学生時代まで遡ると「高校時代」も逆境を感じた記憶があります。野球に打ち込み、中学生まではスーパープレイヤーとして扱われていました。大会でも好成績を収め、自意識過剰なくらい自分の才能を信じ込んでいたのです。しかし、甲子園出場常連校の高校に進学して、ライバルたちのセンスや考え方、体格に至るまでレベルの違いを見せつけられました。
逆境を抜け出し、ビジネスも良縁も大きく躍進。
──逆境があったからこそ得られた「教訓」などについて、お聞かせください。
「逆境はチャンスでもある」ということが、一番の教訓です。逆境に応じて自己変革すれば大きな成果が得られると考えています。先述した飲食店からの業態転換は、「インフルエンサーのオフ会」から始まりました。最初は土日だけ開催していたのですが、人気が出て飲食店全般の売上を超えるビジネスに成長していったのです。そこで、「インフルエンサーのコンセプトカフェ」を展開したところ、月商が1,000万円を超えはじめました。さらにインフルエンサーとのコラボイベントや、インフルエンサーマーケティングなどへとビジネスの幅を広げていきました。
高校時代の野球部時代の逆境からは、完膚なきまでに打ちのめされ「きっぱり諦める」ことを学びました。勝負がほぼ決まっている世界で中途半端に続けていても、努力は実を結びにくいと思っています。この考えはビジネスにも通じるところがあり、さまざまな経営者が「市場での1位と、2位以下は全然違う。3位以下では企業ブランド力が低くなり、集客も採用も難しい」と話されるのをよく耳にします。実際、当社も3位以下のビジネスに手を出したこともあるのですが、苦労した経験があります。そこで痛みは伴いますが、ピボットする勇気と重要性を知りました。
月間商談数600。経営者と直接つながるプラットフォーム。
──会社の強みや、現在特に力を入れていらっしゃる事業について教えてください。
強みは、経営陣の熱量が高く非常に優秀な方が集まっていることに尽きます。そして、一番注力している事業は会食コミュニティ「AKEY(エーキー)会」の展開です。先ほど「市場での1位になることが重要」というお話をしたのですが、インフルエンサーマーケティング事業は後発スタートでしたので、顧客獲得が本当に大変でした。しかし、「AKEY会」はこれまでに無かった領域を切り拓いたビジネスで、リリースして1か月目で参画企業は100社を突破。おそらく会食コミュニティとしては1番か近い位置にいるんじゃないかと思っています。
「AKEY会」では、経営者が集まってランチや会食などを楽しんでいただく会を、月に30~40回開催。会員様の会社の規模は年商5億円~20億円が多く、なかには一世を風靡した大手外食チェーンの前代表や、現役上場企業の経営者にもご参加いただいています。特徴としては、参加者は決裁者だけに絞っている点や、会食中に行われるオペレーションを整備、自己紹介は商談と受注に繋がりやすいような内容を用意したりと「ビジネスに直結する」ところです。一旦は最短で会員300社が目標、年内目標は会員1000社です。
この「AKEY会」を思いついたきっかけは、さまざまな営業手法を私が試し「会食」が最も手応えがあったことと、「秋山さんとの会食がきっかけで、売上が伸びました」という声を多方面からいただき、「ビジネスとして成立するのでは?」と考えたからです。
「挑戦したい」という熱量の高い仲間は、ぜひご連絡を!
──若者へのメッセージを、一言お願いします。
逆境に挑むことを楽しんでほしいと思っています。その過程で学びを多く得て、自分を改革し可能性を大きく広げてください。
当社では「将来的にこの事業で世界一になる」といった方向性を、あえて定めていません。逆にいうと「こんな事業を手がけたい」「新しいことにチャレンジしたい」という方との相性は高いので、もしもそういった想いをお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひご連絡をください。一緒におもしろいことを実現に導きましょう。
なお、当社が「ともに働きたい人物像」として基準にしているのは、まずは「人間性」です。その上で「考えることの筋が良いか?」「行動力があるか?」といった、“商売人としてのビジネス戦闘力”を考慮します。私たちが大事にしている価値観は、「数はパワー」「スピード」「熱量」です。ビジネスを進めるときには、「誰よりも量をこなし、圧倒的な熱量とスピードで進める」ことを重視しています。これは私自身がこれまでの人生で培ってきた信念でもあり、そのような仲間たちと会社を大きくしていきたいです。