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【株式会社Growth DX 筒井 瑛輝】プランニングと真面目さ、努力と実行力で死角なし。

2024/03/25

Profile

筒井 瑛輝

株式会社Growth DX 代表取締役

横浜国立大学を卒業すると同時に起業した筒井氏。セールスマーケコンサル事業やDX化支援などを手掛ける株式会社Growth DXを率いる。大手上場企業からシード期のスタートアップ企業まで、幅広いクライアントから高い評価を得ており、課題抽出~解決策を練り上げる“戦略”段階から、実行に必要なプランニングとサポートという“戦術”までを一気通貫で担うことが特徴。また、許容量以上の負担を避ける方針で、逆境に至る前の危機管理に注力している。

今回は「逆境はなかった」と言い切る筒井氏に、リスクマネジメントの秘訣や事業のことなどを伺いました。

真面目に誇れる生き方こそ、最大のリスク回避。

──「逆境経験」に至らないために、徹底されていることを教えてください。

物心ついたころからずっとですが、「道を踏み外したくない」という気持ちが強く、常に先々のことを計画して着々と実行する人生を歩んできました。高校も県内有数の進学校を目指して勉強を重ねて合格、高校時代もコツコツと学んで狙い通りの国立大学に行くことができました。「艱難辛苦を乗り越えて、今はこんなすごいことをしている!」ことをカッコいいと感じるような価値観は、子どものころから無かったです。安定した道を選び、手堅く80~90点をとるイメージです。いわゆる「冒険をしないタイプ」なので、記事としてはおもしろくないかも知れませんが(笑)。

新たな事業に乗り出すときも、事前に起こり得る問題を洗い出しておいて、想定以上のリスクはとりません。許容量を超過しそうな局面になると、迷わずロスカットする方針です。プライベートも散財をしたり飲み歩いたりすることもなく、真面目なタイプだと思います。事業を立ち上げたのも、野心に駆られてというわけではなく、大学時代にベンチャー企業でインターンをしていたときにクライアントから「独立するなら、案件を任せるから独立したら?」という確約をいただいていたことがきっかけでした。

想定外のリスクを回避するために行なっていたこととしては、設立して2期目までは業務委託のスタッフで事業を推進し、固定の人件費はゼロでした。事業が成長してから、一気に正社員を採用しました。

そもそも事業における危機管理に対する捉え方として、「最大のリスクはクライアントからの信用を失うこと」だと考えています。そのために、グレーなことに手を染めることなく、愚直なまでにまっすぐであることが正しい道です。つまり、今の事業はこれまでの「真面目」な生き方の延長線上にあると思います。そんな堅実さを武器に、「誇れる事業」であることを心がけています。目先の利益を追いかけるのではなく、長期的視点に立ってビジネスをすることを大切にしています。

高品質が強み。顧客ニーズに沿って、業態拡大。

──どのようにして、時代に即した現在の事業を展開されるようになったのでしょうか?

最初は自らのセールス力を活かした、営業代行のようなビジネスを展開していました。ただ、それだけだと“クライアントに対して、貢献できる幅が狭い”と考えるようになり、課題を抽出して、戦略や戦術を立案するコンサル的なところを担うようになったのです。それが結果的に、現在のビジネス領域に着地したという経緯になります。このプロセスは、計画的に推進したというよりは、クライアントのニーズに応えながら売上を伸ばすために考えたり行動したりしているうちに、徐々に提供できるサービスの幅が広がっていったという形です。こちらからも切り出された業務だけでは無く、“もっと別のことにも参画させてください”と積極的にお声掛けをすることで、任せていただける領域を増やしていきました。

そうした行動に至った理由は、ビジネスを進めるなかで「現場での戦術実行に特化した、営業代行」「会議室での戦略のみを担当するコンサル」に別れており、その間を担う存在が無いことに気づいたからです。双方を担う存在になれば、無駄を省いて効率的なサービスを一気通貫で提供できると思いつき、行動に移しました。コンサルと実務支援の両軸に参画することでクライアントの未来図を共有し、現場で一緒に汗をかき、ゴールを目指すことができるのです。おかげさまで、大手企業からシード期のスタートアップまで、幅広い分野のクライアントに支持されています。

当社を選んでいただける理由は、まずシンプルに「品質が高い」ところです。高度なノウハウを持つ専門人材がクライアントを担当することで、戦略から実行まで齟齬なく目標を追求することができます。その点は私たちとしても自信を持っているところです。加えて「真っ当に正しいビジネスをする」ということも重要な要素で、それが信頼を育むことにつながるのです。

専門人材たちが活躍。みんなに誇れる仕事を遂行する。

──採用やマネジメントで大切にされていることは何でしょうか?

サービスの高品質を担保するため、業務委託スタッフに頼るスタイルから、高度な知見やノウハウを有する正社員を迎え入れる方針に切り替えました。採用している人物像としては、自分の思考や行動を俯瞰的にみて分析できるタイプが多いです。戦略を担う業務は、元コンサルファーム出身者などから迎え入れ、戦術を担うセールスは、高い成績を残してきた凄腕たちが集っています。現在社員は30名ほどですが、今季に47名、来季には40名ほどを採用する予定です。マネジメントについては私が直接行なうのではなく、私よりも人材育成の実績が豊富で得意な管理職の経験者に委ねています。

クライアントの資本力や規模で区別すること無く、それぞれの課題に応じた最適解を導き出して解決に導くことで「10年後の日本を創る、成長企業を支えるインフラとなる」というのが当社の経営理念です。マネジメント層に向けての会議では、この理念を強調するとともに今後の具体的な事業戦略などを伝えています。現在、考えている新たな事業はHR領域の事業です。採用や定着率、人材育成方法などの相談が増加しており、HRに関する課題を解決するビジネスを模索中です。

──個人のビジョンを教えてください。

「みんなに誇れる仕事をしたい」という一言に尽きます。そのために、「大きな利益が上がるが、倫理に反する」甘い誘惑には決して負けないと心に決めています。それは“正義感”というよりも、人から後ろ指を指されない「真っ当なビジネスで価値提供をし続けたいと」いうシンプルな理由です。どんなときでも堅実で真面目なスタンスを貫きます。

「10年後の日本」を見据え、一緒に行動しよう。

──若者へのメッセージをお願いします。

私自身2020年に大学を卒業したばかりの、「挑戦中の若者」です。だから、同じ目線からのメッセージとして「日本が良い国であり続けるために、一緒に努力しましょう」ということをお伝えしたいです。今の世の中には、“誰にも役立つこと無く、お金を得られる手法”が流布しています。でも、せっかく貴重な時間を使うなら、自信を持って「社会に役立つこと」に人生を賭けた方がおもしろいと思うのです。

実際に動いてみて、上手くいくかどうかは“運”という不確定要素にも左右されます。しかし、若いうちには失敗も許されるので、思い切って行動してみてください。私は、そんな風に誇りを持って働いている同世代の若い人たちと、お互いに刺激しあえる関係を育めたらうれしいですね。

ちなみに、当社では新しい仲間に門戸を開いています。スタートアップ企業や上場企業の新規事業部の事業成長を支える仕事なので、当社に勤務しながら0→1のフェーズを多く経験できる仕事です。「急成長中の組織で、自分を磨きたい」「同じことの繰り返しではなく、刺激的な日々を楽しみたい」という方にぴったりだと思います。

株式会社Growth DX

設立 2020年10月2日
資本金 非公開
売上高 非公開
従業員数 30名
事業内容 セールスマーケコンサルティング事業
セールスマーケ支援事業
セールスマーケDX支援事業
セールスマーケテック開発提供
URL https://growth-dx.com/
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