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【and health株式会社 横川 祐介】「熱意」が全ての原動力。酸素カプセル事業で旋風を巻き起こす。

2024/02/09

Profile

横川 祐介

and health株式会社 COO兼営業統括

上場企業のグループ会社として、2023年7月に設立されたばかりのand health株式会社。酸素カプセルの製造から販売までを手掛ける同社を、共同創業者と二人三脚で立ち上げ、営業責任者として実務を取り仕切っている。横川氏は都市部の信用金庫において最年少で営業部門の統括を任されていた人物。

今回はそんな横川氏に、起業に至ったきっかけや逆境から学んだことなどを伺いました。

出世街道まっしぐら。その舞台裏での戦いや葛藤。

──逆境体験や大変だったこと、そこから学んだ教訓などを教えてください。

時系列でお話すると、2つあります。最初は新卒で入社した信用金庫での営業時代の話です。研修を終えたばかりの時期にお伺いした既存のお客様から、「あなたは御用聞きだけで大丈夫。重要な話はそちらの責任者と交渉するから」と言われたことに、ショックを受けました。もうずいぶん前のことになりますが、「自分の存在意義は、何なのだろう」と、当時大きな挫折を感じたことを記憶しています。ただ、これはお客様からすれば当然のことなのです。中小零細企業にとって、資金繰りには本気で“命”がかかっています。ちょっとしたミスが、経営者のみならず、社員も路頭に迷うような事態を招くことに直結しているのです。

そんな命綱を「新人なんかに任せられない」のは、当たり前のことでした。そこで出した解決法が「自分が成長する」という王道を“走る”ことでした。営業活動には明確なマニュアルがあるわけではなく、いわば一子相伝のように見て学ぶ業務だったので、私はとにかく、仕事ができる営業の先輩にずっと引っ付くように行動し、背中を見ながら学びました。すると、「この方の役に立つにはどうしたらいいのか?」を死ぬ気で考え抜いて行動すると、意志が通じて結果につながるといった貴重な経験をすることができました。それを何度も重ねるなかで、「熱意」の重要性を骨身で実感することができたのです。

その指針ができてから成果を出し続けることができ、おかげさまで最年少で営業部門の統括を任される重責を拝命し、13年間勤めました。ただ、その間も「ずっと順風満帆」というわけではなく、社内でよく戦っていたので「問題児」扱いされていましたよ(笑)。例えば「お客様のため」という私の正義に対して、融資担当者の「この業績ではお金を貸すことはできない」という正義があります。どちらも正しいのですが、お客様の“熱量”は書類では伝わらない部分があるので、悔しい思いをしたこともありました。

そしてそれを乗り越えた方法も熱量でしたね。必死で融資の勉強をしたり、コミュニケーションを尽くしたりすることで自分の「型」が5~6年で培われるとともに、社内での信用を勝ち取っていきました。あとは、上司に恵まれましたね。私のことを高く評価してくれて、助けてもらったことは数知れません。

安定から飛び出した先での逆境体験が、起業理念に活かされる。

──2つ目の逆境とそこでの学び、そして起業した理由は何だったのでしょうか?

上司や周りのおかげで、出世街道を歩むことができたのですが、役職が上がるほど現場からは遠くなってしまいます。私はお客様と向き合う「第一線」が好きなので、現場へのこだわりがありました。また、営業を通じてたくさんの“かっこいい社長”とお会いするなかで、もともと心の奥底に眠っていた「自分も経営者になってみたい」という夢が顔を出し、心の中でメラメラと燃えだしたのです。それをシステムエンジニアである妻に相談したところ、「新天地に飛び出すのもいいんじゃない」とあっさり言われました。

信用金庫は基本的にレールに乗ったら、ほとんどが終身雇用という業界です。一方IT業界は転職でスキルアップするのが当たり前の風土なので、奥さんからの助言は貴重でした。そこで「一度きりの人生だし、自分の思うように生きていきたい」と決意して、転職活動をスタート。ありがたいことに、本当に数多くのオファーをいただきました。そのなかで、前職の酸素カプセルを扱う会社を、「小規模な組織なので、営業だけではなく企画や総務など多岐にわたる業務を経験できる」「それが起業への修行になる」という理由で選択し入社。それが大きな逆境の始まりでした。

知識ゼロから始めた酸素カプセルの営業でしたが、心身のリフレッシュやリラックス効果を感じるお客様から「ありがとう」と言っていただける、大きなやりがいを得られる仕事だとわかりました。ただ、組織としては経営陣と社員の対立が起こるなど、さまざまな課題がありました。中途採用だった私も部下を持たせてもらい、マニュアルをイチから作成して教えるなど新人教育に勤しんでいたのですが、経営陣は育成よりも売上を重視するなど私が理想とする方針に違いがありました。せっかく、人生をかけて入社してくれた新人が辞めていってしまうという現実は、逆境そのものでした。

現在一緒に経営をしている仲間とは、理想の組織のイメージが似ていて「どうやったら理想の組織になるのだろう?」とよく話し合っていました。しかし、オーナー企業だったため、なかなか理想を叶えることができない状況に正直もやもやしてました。そんな矢先に、ある上場企業とご縁ができて「子会社をつくるから、そこで自分たちの理想を実現してみては?」というお誘いをいただきました。そこで、2人で飛び出してスピンアウトしたのです。

やりがいに満ちた、理想の組織を追求する。

──新たに立ち上げた会社の方針や、組織づくりなどについて教えてください。

酸素カプセルのメーカーであり、販売も自分たちで完結するので業界の既存のやり方に染まることなく、自分達らしい手法で夢を追いかける組織を作っていくことができます。「販売して終わり」の利益至上主義ではなく、アフターフォローをしっかりするのはもちろんのことです。ゆくゆくは導入してくださった会社や社員たちが「ヘルスケアの領域でつながれるコミュニティづくり」や、「酸素カプセルを起点にしたコンサル事業」といった、新ビジネスにも進出したいというのが個人的なビジョンです。そうすることで、販売後にもキャッシュポイントが発生するので、ビジネスモデルとしても「売り切り型」から脱却できます。また、提案先の候補は福利厚生の一環として「酸素カプセル」の導入を考えておられる企業様です。健康経営を掲げる企業が増えているなか、追い風が吹いていますね。

組織づくりについてお話すると、酸素カプセルの営業は先述の通り「ありがとう」と言われることが多く、やりがいが大きい仕事です。というのも、最初から他人にはなかなか打ち明けないような体調やメンタルに関する悩みごとをお伺いするので、深い人間関係を早期に構築できるからです。「信用され、感謝される素晴らしい働きがいのある仕事」を、突き詰めるという理想の組織にしたいですね。

「暑苦しい」くらいの熱意を持とう!

──若者へのメッセージをお願いします。

これまでの経験上「絶対的な天才はいない」と思っています。能力は努力などによってあとから付いてくるものです。ビジネス領域やスキル、キャラクターに縛られること無く「カロリー」を使った頑張りは必ず報われます。それが社会の仕組みであるという信念を持っていますね。諦めないで前に進むことで、人生はひらけてくるのです。

「あきらめないで!どんなときも」なんて、ストレートな歌詞の歌が流行るのはその言葉が心に刺さるからです。若いとき、特に思春期などは「斜に構えたかっこよさ」を求めることがありますが、それよりもがむしゃらに頑張った方が夢への近道になります。社会に出ると、「暑苦しいほどの熱意」の方が市民権を得ているからです。少し前に人気を博した、経済小説が元になったテレビドラマも「暑苦しい主人公」が活躍し、高い視聴率を叩き出していました。やはり、みんな「熱量」が好きなんです。だから私も若い部下たちに「カロリーを使って、圧倒的に行動し仕事したら、うまくいく」と、常に伝えるようにしています。

ちなみに、当社では「ありがとうと言われるのが、やりがい」という仲間たちが集まっています。ノルマを課すことなく、イキイキと活躍できる職場です。興味を持ってくださる方がおられましたら気軽に声をかけてください。

and health株式会社

設立 2023年7月31日
資本金 1000万円
売上高 非公開
従業員数 7名
事業内容 ・酸素カプセルの製造、販売、アフターフォロー
・健康機器の製造/販売
・美容機器の製造/販売
URL https://and-health.jp
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