MiraError(ミラエラ)

【株式会社 リフィナス 稲井 祥平】困難をプラスに捉えてチャンスに変える。自分を信じて継続していこう

2022/09/13

Profile

稲井 祥平

株式会社 リフィナス 代表取締役

18歳のときにキックボクシングを始め、20歳でプロライセンスを取得。関西の大会でデビュー戦に出場、その後トレーナーとして活動。22歳、野村証券株式会社へ入社。入社4年目にタイバンコクへ勤務異動、会社業務を行う傍ら、1年間ムエタイ修行を行い現地の大会へ出場。27歳でリフィナスキックボクシングスタジオを設立、代表取締役に就任。
リフィナスジムは、キックボクシングを主体としたエクササイズジムです。従来の道場型の格闘技ジムとは異なり、男性の方はもちろん女性や初心者の方にも楽しんでいただけるお洒落で清潔感のあるジムを目指しています。綺麗になりたいと願う女性から、本格的に強くなりたい人、運動不足で体を動かしたいサラリーマンや主婦の方々、ストレス発散をしたい、ダイエット目的の皆様に楽しんでいただけるジムです。
高校生の頃から起業への思いを抱き、ずっと続けてきたキックボクシングのジムを創業。そんな稲井氏に「継続は力なり」の言葉を肌身で実感しているお話を伺った。

女性目線を意識したスタイリッシュなジム

—— 御社の事業内容について教えて下さい。

弊社は2017年6月に創業させていただき、キックボクシング専門のジムを運営しております。来月で店舗数は12店舗になるところです。強みはトレーナーさんが元気で、活気、おもてなしがあるところです。

低価格でいつ来てもマンツーマンで対応させていただくシステムがあります。すごくストレス発散ができたり、一般のジムに飽きてしまったような方、理想の身体作りを目指している方が通われています。

ほかの道場のようなジムと比べると、内装の費用も破格の値段をかけています。デザイナーさんにも入っていただき、白を基調としたスタイリッシュなデザインにしています。ターゲットの女性目線を意識しているので、6割以上が女性の会員さんにご利用いただいております。

 

――女性の中でも何歳くらいの方が多いですか?

20〜30代の方がメインですね。男性の方には60代の方がいらっしゃったり、本当に幅広い年代の方がいらっしゃいますが、メインは30代ぐらいの方が多く通われています。土日で来られる方もいらっしゃいますが、仕事帰りに通われる方が非常に多いですね。

 

――新規顧客獲得はどのようにされているんですか?

集客方法はいろいろですが、最近はあまり余計なことはしていません。

最低限の広告費で、ある程度の会員様の数が獲得できれば、そこからの紹介がすごく多いんですね。会員様を大事にして、リピート率をどんどん上げていくことに注力して営業しています。

 

――社内の雰囲気について教えて下さい。

現場ではキックボクシングを楽しんでいる社員が多いのかなと思います。一方で、企業の成長スピードが少し早すぎるため、それに付いてくるのもなかなか大変なことですね。ついてきたい人はウェルカムです。

幹部層が育ってきて良い子は残るようになってくれてる一方で、弱音をはいちゃう子もいるんですけど、去るもの追わずという感じです。どの組織でも同じですが、能力の高い子は現状に満足して、自ら出来ることを伸ばす。前向きな子をどんどん大切にしています。やる奴はやる、すべて自分次第の企業です。

昔からの夢だった起業を実現

—— 長い間キックボクシングを続けられてきたということですが、創業の背景を教えていただけますか?

魔裟斗選手がK1で活躍する姿がかっこいいなと思い、憧れを抱いたのをきっかけに18歳でキックボクシングをはじめました。学生のときにプロのライセンスを取得。試合にも出場してたのですが、卒業後はサラリーマンになろうと決意。

証券会社に入社して仕事をしながら、なかなか成績が出ない中でもキックボクシングは続けていると、3年目にして、圧倒的な成果が出せました。

当時は入社4年目に海外赴任の制度があったのですが、1番人気のタイのバンコクを志望したところ、見事合格できたんです。1年間のバンコク駐在時はキックボクシングの熱が戻り、毎朝毎晩の練習、昼間は仕事の日々でした。その甲斐あって、帰国の2〜3カ月前にはムエタイの試合にも出ることができたんです。

高校時代からずっと、独立して起業したいという夢があったので、帰国するときには独立のことを考えていました。自分が経験したキックボクシングのジムと、飲食店にも興味があって、人が楽しく輝く場所であれば、なんでもいいなと思ってたのでどちらにするか迷ってました。

帰国後、配属された先で新規開拓できたお客様が、68歳の創業者の方でした。その方に相談すると「エネルギッシュだから、ジムやったらいいよ」と言われ、キックボクシングのジムにしようと決断したんです。

当時はキックボクシングをしている女優さんもいて、東京の方ではすごく流行っていました。関西にはあまりキックボクシングのジムがないのと、私は大阪人が好きなので大阪で始めようと考えました。

スポーツは自分の人生に良い影響を与えてくれたので、少しでもそういう方が増えれば自分自身も嬉しい。そんな空間を作りたいと思い、帰国から1年後にオープンしました。

困難をもチャンスのバネにして飛躍

—— 逆境経験とそれを乗り越えた方法について教えて下さい。

コロナウイルス感染症による影響が1番大変なことでしたね。創業して1年目ぐらいの時に会社の経営計画書を書いたのですが、中でも1番のリスクがやっぱり感染症に関するものでした。それ以外のものは、なんら恐れることもないという感じで経営してたんですけど、まさかあんなにひどい感染症がやってくるとは思いもしませんでした。

当時は緊急事態宣言でスポーツジムも営業停止の命令があって、弊社も1ヶ月間の営業停止に。もちろん家賃代はかかりますし、従業員の給料、広告費の支払いがある中で、収入は一切ありませんでした。

当時、ある社長さんと打ち合わせをして、業界的にも何とかしなければということで、ZOOMによるオンラインのレッスンを考えました。会費はそのままいただきながら、それに見合うだけのコマ数をオンラインで生配信します。朝11時から夜10時まで1時間刻みで、トレーナーによる生配信を1ヶ月間毎日行いました。

もちろんクレームもあるためご返金することもありましたが、そういった状況をご理解いただき、継続いただいた会員さんも多かったですね。スタジオに来ていただくよりは、全然楽しめない部分もあると思うんですけど、オンラインでも楽しんで継続いただいた会員さんには心から感謝しています。また、その取り組みを一緒になってやってくれたスタッフにもすごく感謝しています。

 

――起きてしまったことを嘆いても仕方がないから、チャンスに変える視点で捉えて、実際にアクションしていくというところですね。

僕自身はもちろん、社員にとっても成長できるいい機会をいただいたと感じています。困難があったら、いつもプラスに捉える考え方で生きてきたので、僕からすると本当にありがたかったかなと思っています。弱者だったので強者に勝つためには、そういうチャンスをバネにしないと、なかなか難しいですよね。

自分を信じて日々の努力を継続することが大事

—— 今後のビジョンについて教えて下さい。

今まで勢いよくスピード感を持って店舗を拡大してきましたが、2030年までに100店舗にしていきたいと決めてます。早まることもあるかもしれませんが、あまり焦らずに少しずつ増やしていく方がいいのかなと感じております。

経営者の方からいろいろとご指導いただく機会もすごく多くて、そういった方々にお話を聞きながら、社会に求められるジムづくりをしていきたいなと最近は感じています。

 

――最後に、若者に向けてメッセージをお願いします。

自分の努力、自分次第というのがすごく強くて。サラリーマンをしていたときは、1年目からなかなか成績が出ませんでした。同期は600人ぐらい、その中でも1番努力している自信がありました。日々の努力をずっと継続することで、3年目にお客様が振り向いてくれてドサッと発注があったんですね。本当に感激して「継続は力なり」という言葉を実感しました。

自分の努力が、確実に成果になるとは言い難いですが、必ず報われるときは来るかなと思っています。最近はそういう力が少ない子が多いと思うので、ちょっとでも努力を継続できれば、周りから頭一つ抜けられるんじゃないでしょうか。

本当につき抜けたい方は片手間ではなく、ぜひ時間をかけて自分を信じて継続することが大事なのかなと思います。

株式会社 リフィナス

設立 2018年5月
資本金 1000万円
売上高 3億円
従業員数 70名
事業内容 フィットネス事業・メーカー業
URL https://refinas.jp/
この記事が気に入ったら
いいね ! しよう