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【株式会社CI 湯尾 智顕】20代の失敗は失敗ではない、果敢に挑戦して人生経験の幅を広げて欲しい

2022/09/12

Profile

湯尾 智顕

株式会社CI 代表取締役

1984年  大阪府生まれ
2007年  追手門学院大学卒業
2008年  公益財団法人日本サッカー協会レフェリーカレッジ卒業
2011年  HAL大阪卒業
2017年  株式会社CI設立
サッカーのプロの審判を目指していた湯尾代表は自分の夢に向かって挑戦し、挫折した。しかし、そこで自身を客観視し、自身の足らぬものに気づきシステムの世界に入って行った。自身もシステムエンジニアとして活躍した経験を経て、『オンラインコミュニケーションで、社会を豊かに』をビジョンに掲げ、エンジニアをクリエーターと称する株式会社CIを設立。優秀な人材を育て日本社会にリモートワークを本当の意味で根付かそうとしている。そんな湯尾代表に社会に飛び立つ若者たちへお言葉を頂いた。

お客様の新しいニーズに応えるための『システムに加味したサービス』と『オンラインコミュニケーションの最適化』

—— 貴社の事業内容と他社との違いをお聞かせください

弊社の主たる事業は自社サービス事業と受託開発事業の二つになります。受託開発は創業時からお客様からの依頼でシステムやスマートフォンアプリ、ゲームを作って来ました。そして、創業当時から比べるとお客様のニーズが少し変わってきて「こういったサービスをやりたい、作りたい」といった要望が増えてきました。私も技術者でいろいろなお客様と仕事をして来ていろいろな経験をして来ました。お客様の変化してきたニーズにお応えするためにサービスの立ち上げにシステムを絡めてゼロイチで開発を手掛けてきています。企画から設計開発、保守運用まで手がけてお客様のサービスを育て、それに伴いシステムも拡大させていくという流れのサービスを主軸としてやっています。一つ目の自社サービス事業はすでにローンチされている営業DX、2022年度中にローンチするコミュニケーションDXと採用DXがあります。すでに事業化された営業DXは営業のコミュニケーションをIT化させたものです。「オンラインコミュニケーションで社会を豊かにする」ための一歩でもあります。そして、弊社の強み、他社と差別化出来る大きな要因は自社の技術力の高さと開発手法です。ZOOMで利用されている同じような技術を自社でも持っており、この技術をカスタマイズしてサービスやシステムに組み込むことによって弊社がキーワードとして謳っている『オンラインコミュニケーションの最適化』を実現化させています。

 

——差別化の理由の一つである技術力の高さはどこから来ているのでしょう

一般的なシステム会社であればまずはお客様の業界の特徴、業務の特徴などのヒアリングからスタートするのですが、弊社の場合は初回の打ち合わせ時にざっくりではありますがそれまでにお聞きした内容に基づいてシステム構成からサーバー、ランニング・運用コストなどの費用まで含めた提案書を提示します。それが出来るのは弊社社員である技術者がこれまでいろいろな業界で活躍、経験をしてきたことと、弊社がこれまで多くのお客様へ提案・開発し共に歩ませていただいて来たからです。それらの知識と経験の結集した技術力が他社の追随出来ない総合的な技術力の高さとなっています。

コミュニケーション能力の高い社員の育成

—— どれくらいの人数、メンバーで業務に当たっているのでしょうか

今はプロパー社員は8名、業務委託メンバーを含めて全体で20名から30名です。昨年は自社サービス事業である三つのDXの立ち上げ準備もありましたので40名から50名のメンバーでの運営でした。

——優秀な業務委託のメンバーはどうやって見つけるのでしょうか

私がエンジニアとしての経歴がこの業界で長いのと、元アスリートということもあり特殊なポジションにいたことから色々と興味を持って頂き、有名なサービスを開発してこられたエンジニアの方々との付き合いがあったことが大きいと思います。

——社内のメンバーは湯尾代表のようにコミュニケーション能力に長けたエンジニアが多いのでしょうか

基本的には営業も出来るコミュニケーション能力の高いメンバーが集まっていますし、そういう人材を育てようとしています。必ずしも初めから高いプログラミング能力を求めるのではなく、コミュニケーション能力を持ち、加えてこれまで変わった体験をして来た人生経験があるなど面白さを感じる人間であればエンジニアをクリエイティブな人と考える私からは魅力ある人間であり、これから育てていける人間だと考えます。

——一緒に働くうえで『オンラインコミュニケーションの最適化』への共感度は必要でしょうかしょうか

非常に大事にしたい部分です。弊社はフルリモートでの働き方を実践している会社です。そして、『場所にとらわれない働き方』、『生き方の文化創造と定着』を会社のミッションとして推進しています。「オンラインコミュニケーションで社会を豊かに」を会社のビジョンとしても掲げております。オンラインコミュニケーションを学んでいく必要が当然あり、弊社で言うリモートワークスキルを上げていかなければなりません。「オンラインコミュニケーションの最適化」に共感性を持てなければ一緒に働くのは難しいでしょう。

リモートワークにはセルフマネジメントが必要とされます。自由に伴ってくる責任です。その事を理解しつつ『場所にとらわれない働き方』という理念に共感していただき、『オンラインコミュニケーションの最適化』を考えていただける方と一緒に働きたいです。

弊社が取り組むオンラインコミュニケーション

—— 『オンラインコミュニケーションの最適化』を考えた背景を聞かせ下さい

今回の新型コロナウイルス感染が無ければここまでリモートワークは進まなかったでしょう。しかし、エンジニアにはコロナ以前から『場所にとらわれない働き方』の考えはあったのです。これが他の職種にも広まらなかったのはエンジニアの使うツールの難しさなどにあったので、これを一般化して最適化すればどんな職種でも『場所にとらわれない働き方』が出来るであろうという考え方がベースになっています。

そして、現在のコミュニケーションの形態は

・リアル同期型コミュニケーション(普段の会議や面談)
・オンライン同期型コミュニケーション(ZoomやSlackやChatWorkなど)
・非同期型コミュニケーション(Notionやその他、オンライン共有型のドキュメントツール)
・仮想空間同期型コミュニケーション(メタバース)

の4つが存在し、誰もが次にやって来るコミュニケーションの形態を仮想空間同期型コミュニケーションと思っています。しかしメタバースが普及せずとも、オンライン同期型コミュニケーションでより最適を実現できるのです。そこに現在弊社がフォーカスを当てているのです。

今の自分があるのはサッカー審判の研修を積んだ二年間

—— 逆境経験をお聞かせください

大学卒業後、サッカーのプロ審判を目指してレフェリーカレッジで学んだ時のことです。結局最終テストに落ちてしまい審判にはなれなかったのですが、これまでの人生で一番悩んだ二年間でした。いろんな課題にぶつかって悩みました。自分の人間性を否定するほど悩み、考えました。自分のコミュニケーションスキルの低さであったり、持っていると思っていた自信は見せかけの自信であったりとか多くを気付かされた二年間だったのです。そんな経験をしても生きて行かねばならず、親に頼ってそれまで好きだったシステムの道に進みました。レフェリーカレッジでの経験があったからこそ、辛いことを辛いと思わず業務に当たれました。その後ゲームの開発・運用の担当をした時には自分の開発したゲームが1時間2時間のうちに千万円単位で売上げを上げるのを目にして成功体験として自信となり、逆に失敗してもそれを楽しむ事が出来るような強いメンタリティ―を持てるようになっていました。

これから必要なのは人材

—— これから更に力を入れてやっていきたい事は何でしょう

私はエンジニアをクリエーターだと思っています。そのクリエーターが日本において不足していることを危惧しています。一つはレベルの高いエンジニアを育てたいと思っています。そして、コロナで浸透しつつあるリモートワークの広がりの流れを止めないためにもリモートワークで結果を出せる人材を育てることが二つ目だと思っています。その結果弊社のプラスになり、弊社の事業の加速にもなります。

——若者たちへメッセージをお願いいたします
いろんなことをやっていろんな経験をしてください。20代の失敗は失敗ではありません。失敗によって人生の幅を広げてください。

株式会社CI(シーアイ)

設立 2017年3月9日
資本金 非公開
売上高 非公開
従業員数 非公開
事業内容 ■ 自社サービス事業 ・営業DXサービス SENLEN ・コミュニケーションDXサービス 近日リリース ・採用DXサービス 近日リリース   ■ 受託開発/保守運用事業 ・サービスの企画/設計/開発/試験/導入/保守運用/マーケティング ・Webシステム開発 ・スマートフォンアプリ開発(iOS/Android) ・ITツール導入支援 ・システムコンサルティング ・リモートワーク、テレワーク支援
URL https://creative-innovation.co.jp/
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