人材に関わり職場をより良くするためのサポートを行う企業
—— 貴社の事業内容と他社が持たない差別化となっているポイントをお聞かせください
採用のアウトソーシング事業、人材育成、社員の定着、活性化のための育成研修を一気通貫で行わせていただいている会社です。他社との違いは人事・採用・教育などで豊富な経験を持つ人材プロフェッショナルと呼ばれる500名のメンバーを揃えていることです。そして、お客様の課題に応じてプロジェクトアサインさせていただき、パッケージでは出来ない最適なご提案をさせていただくことによって他社には出来ないサービスを提供しています。
ーー取引されている企業様の実績をお聞かせください
大手企業様とのお付き合いが多いです。弊社得意先全体の6割が大手企業様、3割がスタートアップ企業様です。大量採用される企業様が多いです。そして、お取引いただいている企業様に二つ特徴があります。一つはIT系企業様が多いことです。そして、二つ目は業界トップの企業からの依頼が多いことです。さまざまな業界のトップ企業様のサポートをさせていただいています。
ーーそれだけ多くの大手企業様と付き合いが出来る理由をお聞かせください。
理由は二つあります。一つは大手人材会社と提携をしています。そして、大手人材会社が持たない弊社の採用アウトソーシング事業をOEMで提供し、人材会社の一商品として大手企業内で協業の形でお付き合いをさせてもらっていることによります。もう一つは取引先企業様からの紹介です。大手企業同士の付き合いの中での情報交換において成功事例として弊社の存在をご紹介いただくことによって広がっています。大手企業様同士の付き合いの中、同種業界に留まらず他業種界へのご紹介もいただいています。
ーー会社の雰囲気をお聞かせください
一言で言えば、雰囲気の良い会社。人柄の良い人たちが集まり、中途入社の方も多く、多様な価値観を持つメンバーが集まりながらも調和のとれた会社です。中途入社した方たちから、入社前と入社後に社内の雰囲気の感じ方にギャップが無いと言われます。人間関係を上手く構築できる傾聴を得意とするメンバーの集まった会社です。ただ、弊社の新年度となる今年7月からは弊社の拡大期として計画しており、メンバーを倍増していきます。そのためには新卒・中途とも採用を積極的に行っていきます。業務内容の特性もあり、場の空気を読んで人間関係を上手く構築できる人材の採用をまずは中心に考えますが、一部は多様な人材の採用も行っていくようになると思います。
売上げ、利益よりも社会からの信用を優先させる企業
—— 逆境経験、辛かったご経験をお聞かせください
逆境を逆境と感じないタイプの人間なのですがしいて言えば、弊社の売上の多くを占めていたある企業との取引を100%取り下げた時でしょうか。私たちの業界ではNGの行為をその企業の役員が内緒で行っていました。契約書にも謳った法的にも倫理的にも受け入れることの出来ない行為で、しかもその役員は以前から知っていた人間でした。悩んだ末に弊社の3,4割の売上げを締めていた取引をすべて取り下げました。その時に社内からは多少目をつむって売上げを残すべきではないかという意見も上がりましたが、会社の信用・信頼を社会から失うことにもなるその行為を一度でも認めれば会社のスタンスは崩れ、私たちが携わっているこの業界を盛り上げていこうとしているミッションにも支障が出て、その次からはお客様方からそんな目で見られるようになることを説き納得させました。その事が辛かったかも知れませんね。
ネガティブ思考をポジティブに変えた成功体験の積み重ね
—— 逆境をそう考えない思考はもともと持っていたものなのですか
後天的なものですね。もともとネガティブな人間でした。子どもの頃は身体が丈夫ではなくてネガティブになるような材料が揃っていました。花粉症に小学生の頃からかかっていて、当時はまだ市民権を得ておらず涙を流して苦しんでいると周りからバカにされたり、大学受験はインフルエンザにかかり受験はしたものの失敗をし、浪人しての受験もまたインフルエンザにかかったりマイナス思考に陥ってしまうような経験が多かったです。実はずっと持病に不治の難病を抱えていまして、高校生活もかなり制限がありマイナス思考に拍車をかける原因にもなっていました。大学では厳しい運動部に入ってしまい、酒を飲む席も飲まされ方も厳しかったのですが持病を理由に酒席にも加わらずに済みました。そのように自分のマイナス面をポジティブに見直し取り組み、その結果生まれた成功体験を重ねることでポジティブ思考に変えていくことが出来ました。
キャリアコンサルタントの雇用創出を目指す
—— 未来のビジョンを具体的にお聞きかせてください
学生時代にしかやれないことをするという一般的な考え方があります。しかしながら私がよく言うのは学生だから普通ではやらないことをやってみて欲しいのです。『社会人の先取り』をやってみて欲しいということです。例えば、アルバイト先の社会人の先輩と話をして仕事の楽しみを聞いたり、社会人の先輩とより接点を持って働くとは何かを聞き考えたり、アルバイトの範疇を越えた仕事を社会人から奪ってやってみたりと『社会人の先取り』をやってみることです。そうすることによっていろいろなスキルも身に付くでしょうし、考え方の次元も上がり、社会人としてスタートした時にはいきなり活躍が出来て、周囲から高い評価を得てその先の自身のチャンスは広がるでしょう。そのためにも是非『社会人の先取り』を出来る限りやってみていただきたいと思います。すべては自身のためです。果敢にチャレンジして一歩先を歩いてください。