「一生懸命さを物凄くアピールした」新卒時代の努力について語る
—— 新卒入社した営業会社にて半年でトップの営業成績に輝いた際はどんなことに努力されましたか?
自分自身は新卒だったため、勢いで勝負をしていました。クライアントの営業に赴いた際に「必ず成果出します」と一生懸命さを物凄くアピールしました。直筆で手紙を書いたりしていたこともあり、細かいことにも取り組んでいましたね。これらの行動がトップになった原因だと考えています。
「不安なこともあったが、自分を信じ続けることが大事」自身を信じ続けることができた理由
—— 一度倒産した会社に勤めてた際の心境を教えてください
2社目の会社で知人と会社を始めたのですが、急成長すると会社の成長スピードについていけない自分がいて、会社の成長と同じくらい自分もアップデートしないといけないなということが教訓となりました。自分は若いうちにそれなりの額を稼いで色々なことをしていましたが、周りが見えていなかったと気づくことができました。
諦めかけて「もうだめかな」と傍観者になっていたような時期もありましたが、自分が26歳の頃にインターネットがブームとして広がり、広告代理店に27歳の時に社員として入りました。
――失敗があった中で、どういう心境で独立して今に至りますか?
単純に独立したかったのが第一前提としてありました。また最終的にはどんなことも自分との戦いになり、自分自身でどのように向き合うかが大切になります。不安なこともありましたが、自分を信じ続けることが大事なことです。そのモットーを大事にし続けて、今も経営を続けることができています。
自分は何かをしていないと落ち着かないタイプでした。そのため身体を動かすことで、ドタバタしたことを考えずに不安にならないようにしていたからこそ、自分を信じ続けることができました。
若い時は未熟で知らないことも多く、知識が付く中で不安なこともありましたが、それは行動力でカバーするしかありません。先のことを考えずに今あることに集中したのが創業して1年目でした。ある程度実績を作ることによってお客様も自然と伸びていきました。その後、未来のビジョンを作り、仲間を採用しました。
「ベンチャースピリッツに溢れている人材が欲しい」 未経験でも最短3か月で責任者へ
—— 会社にどのような人材を求めていますか?
インターンも募集していますが、現在は大学生から25歳以下の若い人を中心に入れています。勉強・成長をしたいというより、自ら行動してアウトプットできる場として活動するベンチャースピリッツに溢れている人材が欲しいです。現在でも10名の従業員がいますが、全員そのような人たちです。
採用することは難しいですが、幸いなことにアルバイトで入ってきた人が社員になり、普段から仕事に入っていた人が残ってくれました。そのことに自分も助けられました。
入って成果を出すことができれば、未経験の大学生でも3か月ほどで責任者レベルにはなることができます。インターン生でもクライアントを抱えている人はいるため、しっかり業務に取り組めば、それなりのポジションを用意できます。他の人よりも早く成長できる点が魅力的です。
「採用とミスマッチしてしまう人」どのような点に工夫して採用を心掛けているのか。
—— 採用面での苦労話について教えてください。
採用面だとマーケティング事業はめ、一見華やかなイメージを持ってしまいますが、未経験で合う・合わないが多い事業となります。そのため辞める人も多いです。採用とミスマッチしてしまう人がどうしても出てきます。
面接の回数を多くすること、また会社見学に来てもらい事業内容を具体的に伝えることでミスマッチを防ごうとしています。また、会社に合うか合わないかを自分たちだけでなく、相手にも見てもらうことが大事だと思います。
採用が追い付かないときはとりあえず人材を入れることも過去にはありました。しかしそうすることで辞める人が増えるため、他の人の時間的効率性が厳しくなってしまいます。
辞める人が出てきた際は、残っている他のメンバーも「またやめちゃったね」と暗い雰気になるため、その時はランチに行ってリフレッシュをします。コミュニケーションをみんなで増やしていくことが多いですね。
人と比較しないことが重要である理由とは
—— 逆境経験からの教訓を教えてください。
人と比較しないことです。
SNSは特に良いことしか書かれていないことも当然多く、「ああいう人になりたいな」と思ってしまう人も多いと思いますが、実際の裏側は違っています。
自分はSNS事業を行っているため頻繁にSNSを見ますが、他の人についての良いニュースが入ってきます。その度に「この人はこんなことをやっているのに、自分はなんなんだ」と思ってしまいます。人と比較することで道が前に進まなくなるため、自分自身との戦いはその点だと学びました。
「自分自身でやってきたことを信じることが一番の近道」
—— 最後に若者へのメッセージをお願いします!
自分は25・26歳の時に独りよがりになってしまい、、辛い思いをしました。その状況でも「人と比較しない」ことが重要です。隣の芝生は青いので、自分自身でやってきたことを信じることが一番の近道です。