夢を叶えた先には、夢の延長があった
—— 事業について教えてください。
弊社は設立して15年目になる映像制作会社です。主なものとしてはテレビ番組の制作や、企業のプロモーション、CM制作、ミュージックビデオ、最近ですとYouTube動画制作なども行っております。
企画から撮影、演出、編集までトータルに行っております。スタッフの人数は約50名ほどで、男女比は約半々です。平均年齢が20代後半と非常に若い会社です。
自社サービスには、「つたえびと」という遺言の映像制作サービスもあります。このサービスを作った経緯は、遺産の相続争いによって、家族の絆が壊れてしまうのが非常に悲しいと思ったため作りました。
遺言書だけですと感情が伝わりにくいので、家族間でのトラブルも発生しやすいのかなと思います。ですが遺言動画は、生前ご本人が話しているので、それを観た遺族の方も納得していただけるのではないかと思って始めました。
今の困難なんて大したことない。そう思える日が必ず来る
—— これまでの失敗談などあれば教えてください。
思い返してみると失敗はなかなか記憶にないです。かといって、今成功しているとも思っていない。だから常に成功したいと思っています。
ピンチな時や困難な局面はこれまでに何度もありましたが、振り返ってみるとそれらは失敗でも何でもない。ピンチや困難というのは、生きている限り必ず訪れます。一度困難を乗り越えると、さらに前回の困難を上回るような大きな困難が訪れてきます。
そうすると過去の困難やピンチが大した事ないと思うように感じます。
もし今困難に直面している方がいれば、何年後かに今以上のステージに必ず行きますので、悲観的にならず、今できることを一生懸命やってみてください。
「人のため」は結果的に自分に返ってくる
—— どんな方に来て欲しいですか?
必ず面接で「何のために仕事をするんですか?」を聞いています。答えはたくさんあります。お金の為、夢のため、生活のため……
どれも正解であり、正しいと思います。しかし弊社に入るからには、「仕事は人のためにしてほしい」と言っています。
人のために何かをすると、結局は自分に返ってきます。例えば自分の仕事が終わって帰るときに、先輩が忙しそうにしていたらお手伝いをしてあげると、先輩から必ず感謝されるし、次は助けてあげないとと思われます。そうすると自分が困難な局面の時に、その先輩や周りの人が助けてくれるようになります。
自分を犠牲にして人のために仕事をすると、周りの人もあなたのために力を貸してくれます。結局は全部自分に返ってきます。映像制作はこのように周りの協力が必要不可欠ですし、お互い助け合っていくことで良いパフォーマンスを発揮できます。それに、人のためにと思っていると意外と実力以上の力を発揮することができます。
一度きりの人生、悔いなく生きてほしい
—— 若者へのメッセージをお願いします。
人生は1度きりです。今の時代はいろんな生き方を選択できるし、誰もそれに対して批判してこない社会になってきていると思います。
例えば、チャレンジしたり向上心を持って生きていきたいとか、今が楽しければいいや、満足できたらいいやという考えで生きていても、あまり批判はされません。ですが高度経済成長の時の日本は、「負けてたまるか」という精神でみんな一生懸命頑張っていました。
今が楽しければいいと思っていると、息苦しい時代だったのではないでしょうか。ですので人生は1度きりなのですから、今を楽しみながらいろんな人とコミュニケーションをとって人のせいにせず、後悔のない人生を送ってほしいと思います。