引く手あまたの人材が集まった「プロフェッショナル集団」
—— 事業内容を教えてください
弊社はインサイドセールスの構築事業を行っています。これまで弊社がお手伝いしてきた会社さんは東証一部上場の企業から小規模のスタートアップ企業まで業種問わず幅広い会社にサポートを行っております。
インサイドセールスについて簡単にご説明させていただきます。これまでの営業活動は、1人のセールスパーソンが、お客様に対して興味喚起をし顧客との信頼関係を高めた後、商談に持って行けるか見極めていきます。その後のステップとして、商品の提案からクロージングまで全て担当する流れが一般的でした。
しかしここ5~6年の間に、インサイドセールスが日本で加熱してきて、とても注目を浴びるようになりました。インサイドセールスの役割は、お客様の興味喚起から商談に至るか、という見極めまでを行います。そして商品の提案や成約の部分は、フィールドセールスと呼ばれる部署が担当し、実際にお客さんとお会いしてクロージングにまで持っていく分業制になってきています。
こういった背景から、インサイドセールスは非常に需要はあるのですが、事業成長のエンジンとなるレベルまで組織を構築した経験のある人材が日本全体に少なく、各社人材を採用する事が難しいというのが現状です。
弊社ではインサイドセールス組織の構築をしてきたプロフェッショナルが数多く在籍しており、インサイドセールスを会社内に構築していきたいという顧客に対して、設計と実行のPDCAを回して、顧客の社員に具体的な実行の流れをインストールしていくことで組織立ち上げに伴走することが我々の事業になります。
自らの人生の幸せを定義して日々歩んでいける、そんな社会を目指す
—— 現在のミッションに至った経緯を教えてください。
弊社のミッションは「ワガママに生きる」を当たり前にする、というものですが、これに至った経緯は、20代の頃にあるベンチャー企業に勤めていたことが発端です。
その会社は営業で入社しましたが、非常に厳しい会社でした。毎朝6時には出社して、まず会社の清掃をした後、会社の理念を唱和していきます。それが終わったら6時半から、自分の直属の上司からの厳しい指導が入ります。
私はお世辞にも成績が良かったわけではなかったので、毎朝、6時半から決まって上司に詰められることから始まります。
その内容の多くは、「行動量が足りてない」というアクション数に関する指摘指導ほとんどでした。営業の電話も「200件かけて結果が出ないのであれば、500件電話する」と常日頃言われており、当時私は頭を使わずに言われた通りに仕事を遂行していました。
帰宅中も終電の電車の中でイヤホン越しから電話で、上司に毎日叱られながら帰るという生活を送っていました。
そんな過酷な日々を送っていたので、私の精神も肉体も相当無理をしていたんでしょう。ある日、仕事の帰りに駅で気絶して死にかけてしまいました。
ちょうど気絶した2ヶ月後に妻のお腹の中には赤ちゃんがいることがわかり、余計自分の人生を見つめ直しました。もしあそこで死んでいたら、自分の子供は生まれてすぐに父親がいない子になってしまう。そう考えただけで非常に恐ろしくなってしまいました。
もちろんその会社もその上司も「上田の成長のため」という思いで接してくれていたことは確かなのですが、自分で選択できない状況が招いた臨死体験でした。
かろうじて生きながらえることができましたが、世の中にはこのようにして、仕事や会社組織に追い詰められ、今も苦しんでいる人がたくさんいると考えています。
人生は一度きりなのに、自分の意志で生きられない人が世の中にはたくさんいるということに自分の実体験から気づかされました。この経験を発端として弊社のミッションである、「ワガママに生きる」を当たり前にする、という言葉に至りました。「ワガママ」とは、「自らのまま」「我が儘」という意味です。自分の人生の幸せや成功は自分で定義して、数ある選択肢の中から自ら意思決定した人生を歩んでいこう!ということです。
ワガママに生きるには、相手のワガママも大事にしなければいけない
—— どのような人材を求めていますか?
会社のミッションである「ワガママに生きる」を当たり前にする、に共感してくれる人を求めています。このミッションに深く共感できるのは、やはりその人が社会に窮屈感を感じたり、自分の人生に向き合えていなかったり、長時間労働をしていてもなかなか成果が出ずに、不毛な時間ばかり過ごしていた経験がある人は、このミッションに熱量を持ってくれると思います。
他には誠実さがある方です。「ワガママに生きる」を当たり前にする、という事は、相手のわがままを受け入れる精神的な余裕を持たないと、お互いわがままに生きることはできないと思っています。
そうなってくると、「相手が大事にしているものを自分も大事にする」と言うことがとても重要になってきます。例えば、リモートで働くことが当たり前になった昨今、仲間や顧客からメッセージが来た時、仕事中だからと言って長時間放置するのではなく、「今〇〇中なので◯分待ってね」と一言メッセージを送るだけでも、相手も理解を示すことができます。しかし何もメッセージを送らないと、返信を待っている時間が無駄になってしまい、ヤキモキした不毛な時間になってしまいます。
このような些細に見えるけど相手への配慮をを大事にしていける誠実さや、相手に対する理解を持てる人とぜひ一緒に働きたいと思っています。
弊社の中でも、仕事が過密で改善が必要と見えるメンバーには、私がそのメンバーと1on1を行い、仕事量を抑えるだけではなく、効率が悪くないか、他にやり方がないかを、一人一人、そしてチーム全体で改善しています。このような改善活動を毎週行うことで、より少ない時間でより効率の良い仕事をして、「ワガママに生きる」ことができるような社内の風土を作っていっています。
事業を前進させていくことができる「実力あるリーダー」を世に輩出していく
—— 今後の事業展開について教えてください。
今現在は「セールスプロセスを再構築する」事業を進めています。セールスプロセスにおいて、組織の課題を見つけてそれを解決し、さらに次の課題を見つけてより良いものにして、事業を前進させていく取り組みです。
この事業は、「事業責任者」「CRO(チーフレベニューオフィサー)」と呼ばれる、事業を作るリーダーを育てていくことができる活動だと思っています。この事業を通して再現性ある事業成長のプロセスが作れるリーダーを世の中に輩出していきます。
さらには今後輩出されていくリーダーたちが「ワガママに生きられない社会課題の解決」を目指し起業した際に「ヒト・モノ・カネ・情報」など必要なリソースを全て提供できるようホールディングス(持株会社)を作り投資事業も行ってきたいと思っています。
さらには、自社でプロダクトを作ってSaaS(「Software as a Service」の略で、ベンダーが提供するクラウドサーバーにあるソフトウェアを、インターネットを経由してユーザーが利用できるサービス)を作ることも考えております。
全ての中心にあるのは、「ワガママに生きられない社会課題の解決」を目指し、事業を作れる人材をUNITEが世に輩出していくこと、そして投資した企業にも、そのようなリーダーを送り込んでお互いが相乗効果を生んで発展していけるグループ組織を作ってきたいと思っています。
「人間にしかできない仕事」その面白さに震えてほしい
—— 若者へメッセージをいただけますか?
今は急速にテクノロジーが進化し、AIが人の代わりとなる時代に足を踏み入れています。その中で、本当に人間がやるべき仕事というのは何なのかを考えなくてはいけない。私は「プロジェクトマネジメント」がその一つだと思っています。
人類の歴史を紐解くと「月に行きたい!」、「火星に行きたい!」、「月に住みたい!」、それができたら次は「コロニーを作ってそこに生活したい!」というように、突拍子もないことを言い続けるリーダーがいます。この「何かを成し遂げたい」という欲求は、人間を人間たらしめるものだと思います。
しかし、これを言うだけでは実現しません。実現するためにゴールを設定し、プロジェクトを管理する役割が絶対に必要です。それがプロジェクトマネージャーと呼ばれる人です。
この仕事は必ず人間がやる仕事で、人やAIをまとめて、プロジェクトを前に進めていく。こういったことを体系的に学べて、実際の事業作りで身につけられる環境が弊社、UNITEです。
もし「未来に何をやりたいかわからない。けど何かをやりたいと思った時にできるような自分の実力をつけたい。」そんな方はぜひ一度弊社に来てください。プロジェクトマネジメントという仕事の面白さに震えていただけるはずです。ぜひ一度お話ししましょう。