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「今までになかったものを」人材業界で活躍するサービス誕生の背景

2021/01/31

Profile

岡田 文也様

株式会社マスターマインド 代表取締役

2006年に会社を設立して以来、インターネット上における様々な世代のニーズを汲み取り、そのニーズに応える製品・サービスを提供してきた。ITと人材をメインにOtoO(オンラインtoオフライン)を目指し、ネットを用いてリアルな世界に導くビジネスを展開している。IT革命の時代に、社会に求められるサービスの創造を次々と生み出す岡田氏に、起業をするうえで大切な考え方を聞いた。

起業当時の成功要素となったのは「若さ」の力

—— 事業内容と働いている社員の方の業務内容を教えてください。

ITと人材事業をメインとして、OtoOを目指している会社です。ネットを使ってリアルな方に導くことを概念としており、現状売り上げは人材とITがほとんどを占めています。社員はほとんどエンジニアです。それと営業が一人二人いるくらいです。

また、新卒採用における世の中の考え方が変わってきたタイミングでもあり、新卒採用は今年は行っていません。これまでは経験がないような人材でも高めの給料をもらうことができていましたが、コロナの影響が大きくその状況が逆転しました。元に戻ったという言い方が正しいかもしれません。

今は買い手市場であり、全くの未経験である新卒が高い給料をもらい雇用されることがあまりなく企業が以前より実力や経験を重要視するようになりました。

どちらかというと、転職や就職は結婚と一緒で、会社もその人材を求めるべきであり、人材もその会社を求めるべきです。その需要と供給がマッチしていることが大事なのではないかと思います。そのような就職市場の状況の変化によって、むしろうちにとってはこれからの採用がやりやすくなりますね。

――起業を決断できた理由、また当時の失敗したエピソードはありますか。

まず、起業を決断できたのは、当時は「若さ」があったからだと思います。若かったこともあり、何にトライするにもハードルが低かったです。もちろん目標は高めに設定することが大切でしたが、当時はとにかくやってみようというマインドを持っていたので、高すぎる目標設定は必要ではありませんでした。

23歳くらいで起業し始めたとき、周りにフリーターが多く、とりあえずそいつらより稼げたらいいやと思っていました。そうすると自力で130万くらいを稼ぐことが最初の目標となって、数字から分かる通り決して高い目標ではなかったです。そのハードルの低さがあったから上手くいったのではないかと思います。

もしそこで結婚していたり、当時より年を取っていたりしたら、ある程度は稼ぐ必要が出てくるため自然とハードルが高くなっていたでしょう。若いうちに挑戦することが大事だったと今では感じています。
また、起業当時の失敗談といいますか、苦労したことから得た教訓としましては、主導権を握る人を最初に絶対決めておくべきということです。起業された人皆さんが経験されていると思うんですけど、独立したときの仲間って必ずどこかでトラブルが起きます。これは避けられません。

そのときに、誰が主導権を握っているかと最初に決めておかないと、いつまでも解決の方向にまとまりません。船の船長は一人であるべきであって、船長が二人もいるとどうしても方向性がずれてしまいます。そしてなぜかトラブルというものは、上手くいっているときほど起こりやすいのです。漫画のように、共通のボスがいるとみんな自然とまとまりますが、上手くいっているときは油断しているためか、トラブルが必ず発生してしまいます。

ゴールから逆算して選択を取ることの重要性

—— 起業だけでなく、仕事において、大切にしている考え方はありますか。

基本、ゴール設定をしてそこから逆算した計画を立てることは何においても重要です。目標設定の逆算を基本として、これからのビジョンを描くべきだと思います。そもそも会社はサークルのようで個人の集合体であり、要は一人でできないことをみんなでやろうという集まりです。結局そこにおいて、自身の目標と会社の目指す方向が一致している状態が理想ではないでしょうか。

学生の場合でも、将来のキャリアを考えて逆算して行動していくべきです。例えば、教師になりたいのなら教職免許が必要であり、弁護士になりたいのなら法律の勉強が不可欠です。そのような具体的なゴールが決まっている場合は、それに近づけるよう学部やその他の選択肢を見極めていくべきだと思います。

仮に逆算せずに進んでしまうと、間違えた選択をする可能性が高くゴールに対して遠回りをする結果になりかねません。ゴールに向けて、何をすべきだとか、今の自分に何が足りないんだとかを明確に考えることが大事です。ふわふわしたままだときっとゴールに向けて前進することは難しいでしょう。

そして、ふわふわした目標設定でよくあるのが、「独立したい」という目標です。独立したいだけの目標は、相手もいないのに「結婚したい」と言っている状態と一緒だと思います。独立というのはあくまで手段であって、ゴールではありません。重要なのは独立して何をしたいかというところです。

まず、独立することをそこまで難しく考える必要はありません。たとえ失敗したとしても命が無くなるわけではないので、単純にやってみたらいいんじゃんって思いますね。特に若いうちはやりたいことから逆算して、そこから選択をしていくことが学生にとっては大事なのではないかなと思います。

――事業アイデアを考えるときに大事なことは何でしょう。

やはり、何においてもゴール設定をすることが大切です。そして事業を始めるにあたり、重要なことが1つあります。それは投資家にメリットを与えることです。お金を持っている人は主に2タイプに分かれていて、1つ目は、世の中にずっと残り続けるサービスを展開しているタイプ。2つ目は、多少お金と自由があるサービスを展開していくタイプです。

この2つの場合、1つ目はベンチャーキャピタルを利用していることが多く、2つ目は銀行を利用していることが多いでしょう。会社を始めるにあたり、一番最初にどっちにするかを見極めることはその後の人生を左右するほど重要なことです。

無駄な失敗はない 二段構えの考え方とは

—— これからの社会で必要となってくるスキルは何でしょうか。

コロナの影響があり就職市場が変化しているという話にもあった通り、ある程度とがったスキルをつけることが、これからの社会で活躍するために必要なのではないでしょうか。例えば、英語がペラペラだとか、動画編集が得意だとか、インスタグラマーなどのインフルエンサーとして活躍しているだとか、何か1つ突出した特技があるかないかで活躍できる可能性は変わってくると思います。

色々なことに手を出すことはもちろんいいことですけど、やってみたうえで、自分に合うかどうかを判断することがもっと重要です。色々やってみるだけでは、結局器用貧乏に終わってしまいます。取り組んでいくなかで、自分に合うか、自分に向いているか、自分に能力がありそうかを判断し、マッチするものを特化していくことが大切ではないかと考えています。

学生は、あるアイデアが浮かんだとしたらそれを具体的に自分の中に落とし込んで、まずはやってみることが大切だと思います。ビジネスは二段構えに考えることで上手くいくことがあります。二段構えに考えるとは、もしこのビジネスがダメかもしれないとなったときも、そこで培った何かが今後活きてくるはずだという考え方です。

たとえ失敗したとしても決して無駄な経験ではなくて、その後の人生に必ず活きてきます。そのマインドを常に持っていれば、何に対してもためらいなく挑戦することができるはずです。

また、学生のうちにやっておけばよかったなと思うのが、勉強ですね。もっとしっかり勉強していればよかったなと今は思います。学生のうちは勉強をしていても将来に活きないだろうと感じるかもしれませんが、勉強は確実に人生を豊かにします。趣味が旅行なのですが、旅行を通して特に大事だと思ったのが英語と歴史です。どんな知識でも大事ですけど、自分の人生にとって大事だなと思うもの、あるいは自分が単に興味があるものの知識をつけることは人生をより豊かにするはずです。

今興味のあることにトライし、ぜひ勉強に励んでいってください。

株式会社マスターマインド

設立 2006年
資本金 3000万円
売上高 非公開
従業員数 10名(2021年1月時点)
事業内容 IT事業・プロモーション事業・有店舗事業・コンサルティング事業
URL http://www.mastermindco.com/
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